急性疾患、アレルギー疾患(喘息・花粉症など)、慢性疾患などの一般内科の診療を行っております。
また、生活習慣病(高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など)についても食事や運動などの生活指導を行いながら治療を行っております。
各種健康診断や予防接種などの病気以外でもお気軽にご相談下さい。
診療時間(受付時間) | 月 | 火 | 水 | 木 | ※金 | 土 | 日・祝日 |
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9:00 ~ 12:00( 8 :45~11:30) | 小林 | 休診 | 小林 | 小林 | 小児科のみ | 小林 | 休診 |
14:00 ~ 18:00(13:45~17:30) |
※毎週金曜日は小児科のみ診療可能(内科医不在のため、高校生以上の診療は行っておりません。)
令和4年4月より、上記健診(検診)をお受けしております。※直接来院または予約もお受けできます。
【受付日時】月・水・木・土曜日(※祝日を除く) AM8:45~11:00 PM13:45~17:00
【当日の持ち物】
○特定健診・いきいき健診
健康保険証、各健診の問診票、結果通知書、診察券(受診歴のある方のみ)
○大腸がん検診(特定健診・いきいき健診と同時受診)
採便容器(2日分を採取後)、自己負担金200円(※年度中に40歳に到達される方は無料)
血圧が高いほど脳卒中や心臓病にかかる危険が高くなります。
2019年の高血圧治療ガイドラインでは、最高血圧が140mmHg以上または最低血圧が90mmHg以上を「高血圧」とし、生活習慣の改善または薬物療法などの治療が必要であるとしています。
これ以下の値であっても、最高血圧130〜139mmHgまたは最低血圧80〜89mmHgの人は「高値血圧(高血圧の予備軍であり十分な注意が必要)」として「正常」とは区別しています。
治療によって血圧が正常に保たれていても、治療を中断すると血圧は上昇します。
高血圧の治療では、血圧を適切なレベルで長期にわたってコントロールし続けることが最も大切です。
そのためには、患者さん自身が血圧を管理して積極的に治療に参加することが必要です。
血圧はさまざまな要因によって変動します。
1日の中で、
・喫煙したりストレスがある時
・排便中
・通勤中 などは上がっています。
また、冬は高く夏は低くなります。
医師の前では緊張して高くなる人もいます。
自宅で測定された家庭血圧は、診察室での血圧より低く、
最高血圧が135mmHg以上または最低血圧が85mmHg以上の場合は高血圧とみなされます。
高血圧の治療で患者さんができることとして、
・通院すなわち病院や医院へきちんと通うこと
・高血圧の薬をきちんと飲むこと
・食事療法や運動療法などの非薬物療法をきちんと守ること があります。
薬をきちんと飲んでいない患者さんほど、血圧のコントロールもよくないと報告されました。
服薬管理は家族や他人まかせでなく患者さん自身で実行することが大切です。
*高血圧で治療されている方へ
診察時にお渡しする「高血圧管理手帳」に、家庭での最高血圧・最低血圧、脈拍、体重、服薬等を記入の上、再診の際はお持ち下さい。
脂質異常症とは、血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂質が異常に増加した状態をいいます。
空腹時採血で、
・悪玉(LDL)コレステロールが140mg/dL以上
・善玉(HDL)コレステロールが40mg/dL未満
・中性脂肪(トリグリセライド)が150mg/dL以上
のいずれかがあれば、脂質異常症と診断します。
悪玉(LDL)コレステロールは、血管壁に蓄積して動脈硬化を進展させます。
一方、善玉(HDL)コレステロールは、血管壁に蓄積した過剰なコレステロールを取り出し、動脈硬化を抑制する作用をもっています。
脂質異常症を診療する目的は、冠動脈疾患や脳血管障害などの動脈硬化性疾患の発症や進展を、予防し治療することにあります。
糖尿病とは、インスリン作用の不足のためにブドウ糖が有効に使われず、長い間血糖値が通常より高くなっている状態をいいます。
糖尿病を治療せずに放置すると、さまざまな合併症を引き起こします。自覚症状に乏しい軽い糖尿病でも長く放置すると合併症を引き起こします。
糖尿病の合併症には、細い血管の病気と太い血管の病気があります。
細い血管の病気は、三大合併症と呼ばれ、
・糖尿病網膜症
・糖尿病腎症
・糖尿病神経障害 があります。
太い血管の病気には、
・動脈硬化による脳卒中
・心筋梗塞
・糖尿病足病変 があります。
1型糖尿病は若年者に多く、膵臓の一部がこわされ、自分でインスリンが作れません。糖尿病の10%が1型糖尿病です。
2型糖尿病は中高年に多く、肥満や生活習慣の乱れのためインスリンの働きが悪く、インスリンも十分に作れません。
2型糖尿病の治療の基本は、食事療法と運動療法により、適正に体重をコントロールし、インスリンの働きをよくすることです。食事療法と運動療法で不十分な場合は、内服薬や注射薬による治療を行います。
狭心症と心筋梗塞症をまとめて、虚血性心臓疾患といいます。
【狭心症】
年をとるにつれ、冠動脈の血管壁にコレステロールがたまり、動脈硬化が進むと、血管の内側が狭くなります。
血流が不十分になるほど狭くなると、心臓を動かす血液が不足する心筋虚血になります。心筋虚血になると、胸の痛みや圧迫感を感じるようになります。
これが狭心症です。この症状は長くても15分以内に消えてしまいます。
a)狭心症の種類
i)労作性狭心症
重いものを持ったり、坂道を登るときなどに症状が出ます。主に冠動脈の動脈硬化によって
内径が狭くなるためです。
ii)安静時狭心症または異型狭心症
睡眠中や安静時に突然、発作をおこすものです。冠動脈の一過性の痙攣によります。
b)狭心症の治療法
症状(狭心痛)が出た時に、舌下錠(ニトロペンやニトロール)やスプレーを舌の下に含みます。
口の中の粘膜から吸収され、痛みは数分でなくなります。飲み込まずに口の中で溶かすことが大切です。外出時にも携帯する必要があります。狭心症の治療は、薬物療法が基本です。
薬を使っても日常の生活で狭心痛が簡単に起こる場合は、冠動脈造影検査を受け、手術(冠動脈バイパス術)や風船療法が必要か検討してもらいます。
【心筋梗塞症】
冠動脈がさらに狭くなって、完全にふさがって血液が通じないようになりますと、その部分の心筋細胞が壊死して、症状も長時間続くことになります。この状態を急性心筋梗塞症と呼びます。
脈が1~2回抜ける期外収縮が最も多く、その他に脈がでたらめに打つ心房細動、脈が発作的に早くなる不整脈、脈が非常に遅くなってくる不整脈などがあります。心電図が重要で、24時間心電図も有用です。
主に動脈硬化により大動脈がふくらんでくる病気を大動脈瘤といいます。高血圧が大きく関係しており、血圧を十分に下げる必要があります。
原因不明の心筋そのものの病気です。肥大型心筋症や拡張型心筋症、その他があります。
動脈硬化の促進因子としては、高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満などがあります。
部分的には、脳動脈硬化、心臓の冠動脈硬化、腎動脈硬化、大動脈硬化、末梢動脈硬化に分けられます。
主に下肢の静脈炎または静脈瘤でできた血栓が肺動脈に詰まって肺塞栓をおこすものです。
脳出血、脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)、くも膜下出血に分類されます。
脳神経マヒや意識障害をおこし、入院治療が必要です。
インフルエンザウイルスが病原で起こる疾患です。主にA型、B型、2種類があります。
潜伏期は1~3日くらいで、患者が咳をしたりするとウイルス粒子が空気中に散布し、それを人が吸い込むことで空気感染します。
治療は症状出現後2日以内であればインフルエンザに対する内服薬・吸入薬などで比較的早く改善いたします。
インフルエンザワクチンの予防接種である程度は防げますが、その年によって流行する型が異なるため万能ではありません。
体の弱い人は、流行している時に人混みに出るのを控えることをおすすめ致します。