年長さんで受ける任意予防接種「三種混合ワクチン」と「不活化ポリオワクチン」の追加接種(5回目)

就学前児の百日咳抗体価とポリオ抗体価が低下している現状を踏まえ、日本小児科学会は2018年から学会推奨の予防接種スケジュールを改訂しました。

定期接種では、ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオのワクチンを含有した四種混合ワクチンを、生後3ヶ月から合計4回接種となっています。
しかし、ほとんどのお子さんは2歳までに終了しており、学童期になる頃には免疫が低下してしまう問題が生じています。

2018年に改訂されたスケジュールでは、5歳以上7歳未満の就学前の時期に「三種混合ワクチン」と「不活化ポリオワクチン」の任意接種が推奨されています
(なお、三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンの接種を四種混合ワクチンで代用することは現時点で承認されておらず、個別での接種が必要となります。)

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2022年4月版はこちらをご覧ください。

※当院でも「三種混合ワクチン」と「不活化ポリオワクチン」の追加接種(5回目)をお勧めしております。
 お子さんや周囲の赤ちゃんを守るため、就学前にワクチン接種で感染予防をしましょう。

完全予約制

 接種ご希望の方は事前にご予約をお願いいたします。

【任意接種料金】

  • 「三種混合ワクチン」と「不活化ポリオワクチン」を同時に予約された方・・・11,700円
  • 「三種混合ワクチン」のみ・・・5,500円
  • 「不活化ポリオワクチン」のみ・・・9,200円

※予診票をお持ちでない方は当日お渡し致しますが、事前にご記入いただくとスムーズにご案内できますので、ご希望の方はお立ち寄りください。
また、任意接種(自費)の予診票は当ホームページよりダウンロードも可能です。是非、ご利用下さい。

>>三種混合ワクチン接種予診票_任意接種用            PDF  ダウンロード 

>>不活化ポリオワクチン接種予診票_任意接種用          PDF  ダウンロード 

百日咳とは・・・

百日咳は、特有のけいれん性の咳発作を特徴とする急性の呼吸器感染症です。乳幼児期早期から罹患する可能性があり、1歳以下の乳児、特に6ヶ月以下では、脳炎を起こし死に至る危険性もあるといわれています。

ポリオとは・・・

ポリオ(急性灰白髄炎)は脊髄性小児麻痺とも呼ばれ、ポリオウイルスによって発症する疾病です。こども(特に5歳以下)がかかることが多く、重症な場合、手足の麻痺などを引き起こし、永続的な後遺症を残すことがあります。
※現在、アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンなどで流行しています。