シナジスは、RSウィルス感染症が重症化する可能性のある赤ちゃんやお子さんのRSウィルス感染による重篤な下気道疾患の発生を抑制するお薬です。
2025~26年シーズンは流行状況から2月から投与可能とし、投与回数は全7回です。開始時期については、医師とご相談ください。
初診の方、他院で数回接種済みの方もお受けしておりますので、ご不明点など御座いましたらご遠慮なくお問い合わせください、また紹介状をお持ちの方はお持ちください。
早産や未熟児で生まれ、出生した病院でシナジス注射をすすめられた方や、既に接種を開始している方でも、当院にて注射をお引き受け致します。
ご希望の方は、直接ご来院の上、医師にご相談下さい。なお、紹介状をお持ちの方は必ずお持ちください。
【保険適応対象者】
シナジス注射は、RSウイルス感染症が重症化しやすい下記の方に保険適応されています。
RSウイルス感染流行初期において
1)早産児:在胎週数28週以下で、1歳未満のお子さま、在胎週数29~35週で、生後6ヶ月以下のお子さま
2)慢性肺疾患を持つお子さま:過去6ヶ月以内に気管支肺異形成症などの呼吸器疾患の治療をうけたことがある2歳未満のお子さま
3)先天性心疾患を持つお子さま:2歳未満の先天性心疾患を持つ子どもで、血行動態(心臓や血流)に異常があるお子さま
4)免疫不全を持つお子さま:2歳未満の免疫不全を持つお子さま
5)ダウン症候群:2歳未満のダウン症候群のお子さま
6)肺低形成を伴うお子さま:2歳未満の肺低形成を伴うお子さま
7)気道狭窄を伴うお子さま:2歳未満の気道狭窄を伴うお子さま
8)先天性食道閉鎖症のお子さま:2歳未満の先天性食道閉鎖症のお子さま
9)先天代謝異常症のお子さま:2歳未満の先天代謝異常症のお子さま
10)神経筋疾患のお子さま:2歳未満の神経筋疾患のお子さま
RSウィルスの流行初期から開始し、流行期間中月1回の注射を継続して行います。
通常の小児予防接種ワクチンやインフルエンザワクチンを同じ時期に受ける場合、それらの接種スケジュールを変更する必要はありません。また、ワクチンの併用により副作用の発生が上昇するとの報告はありません。
注射後、次の症状がみられることがあります
・発熱
・注射部位の腫れ、痛み
・神経過敏症
上記以外に次のような症状が現れることがあります
・発疹
・肝機能異常
・お腹の調子が悪くなる
・白血球減少
・咳や鼻水などの呼吸器症状 など
気になることがあれば、医師にご相談ください。